近年、食生活の変化にともない食物アレルギーを持った患者さんがどんどん増えています。
食物アレルギーを起こす原因となる食物や症状は人それぞれ違いますので、自分だけで判断するのはとても危険なことなのです。
ですから、ちゃんと病院へ行って検査してもらい、正確に診断を受ける必要があります。
ではそれではどのような検査を行うのか説明します。
1、血液検査
一番最初に行う検査は血液検査です。
血液検査を行うことによって、IgE抗体という物を検査し、自身がアレルギーを起こしやすい体質であるかどうかを検査します。IgE抗体の数値が高ければ高いほど、アレルギー体質であることがわかります。
血液検査では、アレルギー体質かどうかの検査だけでなく、どのアレルゲンに対して反応があるかも、血液検査で知ることが出来るのです。
2、皮膚テスト
次に行うのが皮膚テストです。
皮膚テストは、血液検査で強く反応を示したアレルゲンを皮膚に直接つけて、反応を見る皮膚テストを行います。
皮膚が赤くなった場合、そのアレルゲンを摂取した時に症状を誘発する可能性が高いと判断することが出来ます。
3、食物除去試験
皮膚テストの後は、食物除去試験を行います。
今までの検査で反応が高かったアレルゲンを1~2週間摂取せず、摂取しないことでアレルギー症状が軽くなるかどうかを判断します。
そして、最後に、アレルゲンと思われる食物を摂取し、最終的な判断を下すわけです。
アレルゲンを体内に入れるということは、アナフィラキシーショックを起こす可能性もあるので、医師と相談をして、正確に検査していく必要があります。
このように、アレルゲンを特定するには、時間と正確さが必要です。自己判断するのではなく、必ず医師の指導の元にアレルゲンを特定してください。
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