アレルギーは、アレルゲンの種類やアレルゲンの摂取方法によって、様々な症状を引き起こします。花粉症のように鼻に症状が出る場合もあれば、蕁麻疹が出る場合もあるように、症状の発症は様々なのです。

中でも、その症状が喘息として出てしまうものをアレルギー性喘息と呼びます。一昔前までは、喘息は一般的には、ウイルス感染などによって起こるとされてきました。それに、高度成長時代には、空気汚染が原因の喘息が増えましたが、現代では、アレルギー性喘息が大変増えていると言われています。

アレルギー性喘息の原因

喘息といっても、その原因はいろいろあるのですが、特定のアレルゲンに反応して引き起こる喘息をアレルギー性喘息と呼ぶのです。

アレルゲンも人それぞれで個人差がありますが、その多くはハウスダストです。

特に、子供の場合は、ダニやカビに反応して喘息が起きてしまう割合が高く、小児喘息の殆どはアレルギー性喘息とも言われています。

アレルギー性喘息の場合には、ます、そのアレルゲンを特定して徹底的に排除するのが一番です。ただ、ハウスダストの場合は、特にダニやカビの胞子などは私たちの生活環境の中では普通に空気中を舞っているため、完全に排除するのは困難でしょう。

とはいえ、掃除をこまめに行うしか、ハウスダストが原因のアレルギー性喘息を予防する手立てはありません。カビが発生しやすい梅雨時や、ダニが発生しやすい暖かい時期は要注意です。