アレルギー症状を引き起こすアレルゲンは人によって違いがありますが、比較的アレルギー人口が多いアレルゲンとして、ゴムの存在も忘れてはいけません。
ゴムとは、輪ゴムなんかの、あのゴムです。
ゴムアレルギーとか、ラテックスアレルギーと呼ばれます。ゴムというのは、天然ゴムの木から採取される成分を使って作られています。つまり、植物の成分が使われているということになるわけです。
実は、植物にはアレルゲンとなるものが多く存在しています。特に有名なのは、スギ花粉症やウルシですね。しかし、実際には、それだけではありません。
花粉症にしても、スギ・ヒノキ科の植物、イネ科の植物、バラ科の植物、ヨモギやセイタカアワダチソウ、白樺、キク科の植物、カバノキ科の植物など、ありとあらゆる植物がアレルゲンとなることが知られています。
ゴムの木も、アレルゲンとなる植物の一つなのです。
ゴムアレルギーの方は、こんな製品に注意!
ゴムは輪ゴム以外にも、色々なものに使用されており、炊事用手袋、風船などの他にも、医療器具などにも使われています。
絆創膏やコンドーム、子供のおもちゃにもゴムは使われていますし、場合によってはアナフィラキシーショックを引き起こすことさえあるのです。
ですから、ゴムアレルギーと診断された場合は、できるだけゴム製品を避けた生活をしなければなりません。特に、食物アレルギーがある人は、ゴムアレルギーが出る確率が高いと言われています。
主なゴム製品をまとめると
- 輪ゴム
- 炊事用手袋
- 風船
- 医療器具
- 絆創膏
- コンドーム
- 子供のおもちゃ